この記事を読むとわかる事
- みんなが払っている保険料の平均額
- 保険料の内訳をどのような保険で持つと得か?
- いくら払うかより、どんな保険を持つかの方が大事である理由
こんな人に読んでほしい
- 「保険料ってみんなどれくらい払っているか気になる…」
- 「みんなが払っている保険料くらい自分も払った方がいいの?」
- 「みんなどんな保険に入っているの?」
「皆さんどのくらい保険料を払っているんですか?」
保険の相談を受ける中で、最も多く聞かれる質問です。
結論、全国平均の保険料は月額3万1833円(年38.2万円)です。
この金額は「公益財団法人 生命保険文化センター」が平成30年に全国400地点にて世帯員2人以上の一般世帯を対象に行った調査によるものです。
調査サンプル数が4000である事も、ご近所やご親戚の保険料よりかは参考になるかと思います。
※独身の方には参考にならないので、独身の方が持つべき保険も後日記事にしますね!
ー公益財団法人 生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より作成
上の表を見ると全国平均の保険の加入率が88.7%と非常に多いのに驚きますね!
そして本題の平均の年間払込み保険料が38.2万円(月額3万1833円)である事はいかがでしょうか?
多いか少ないかは意見が分かれると思いますが、重要なのは金額ではありません。
内訳です!
「月額3万1833円の保険料を、どんな保険に払っているか?」です!
こんな保険に入っていれば大丈夫!というポイントを数点お伝えしていきます。
①「掛け捨て」より「積み立て」
例えば、保険には「掛け捨て」と「積み立て」の2種類があります。
「掛け捨て」の保険は、保険料が安い代わりに、保険料は戻ってきません。
「積み立て」の保険は、保険料が高い代わりに、保険料が戻ってきます。
その他にも細かい特徴はありますが、本題から逸れるので、今はこんなイメージで大丈夫です。
・世帯Aでは月3万円の保険料を全て「掛け捨て」に払っている
・世帯Bでは月3万円の保険料を全て「積み立て」に払っている
極端な例ですが、老後に助かるのは「積み立て」の保険に入っている世帯Bです。
(世帯状況や健康状態によって加入すべき保険は代わるので一概に「掛け捨て」がダメな訳ではないですよ!)
大事なことはみんなに合わせて月3万円の保険料を払う事ではなく、自分の保険の内訳がどんな保険で占めているか?です。
「とりあえず何か保険に入ったが、数年後に確認したら全て掛け捨ての保険だった」というお客様は非常に多いです。
経済低迷が予測される日本だからこそ、1円でも無駄にしたくないところです。
だからこそ「掛け捨て」を抑えて「積み立て」を増やしましょう!
また、保険以外にも積立ができる金融商品はたくさんありますので、そちらのご検討もお忘れなく。
②医療保険は一生残るもので
医療保険は大体の商品が「掛け捨て」ですが、その場合はどんな医療保険がいいでしょうか?
それは保障が一生涯残るものです。
反対におすすめしない医療保険は保障期間に限度があり、保険料も上がっていく更新型タイプです。
一般的な更新型の医療保険は10年ごとに保険料が1.5倍程度上がり、80歳などで満期がきて保険が終わります。
老後に医療保険がなくなってしまう事は避けたいところです。
だからこそ、医療保険は「掛け捨て」とはいえ、保障期間が一生涯続くものにしましょう。
今入っている保険が一生涯かどうか確認したい方は保険証券の「保険期間」というところを見てください。
そこに「終身」と書かれていれば、一生涯の保険です。
基本的に保険期間が一生涯の医療保険は、保険料も更新せず一定のものが多いので、将来的に負担が増えていく心配もいりません。
(若いときだけ保険があればいいという方は例外です)
③掛け捨ての死亡保障は定期保険ではなく収入保障保険で
死亡保障に関しては、お子様が生まれたばかりの場合や、子だくさんの場合は、掛け捨ての方がおすすめです。
なぜなら積み立ての場合は保険料が非常に高くなるからです。
そして掛け捨ての死亡保険にも2種類あります。
・定期保険…ずっと死亡保険金額が同じ
・収入保障保険…死亡保険金額が徐々に減っていく
一見するとずっと死亡保険金額が一定の「定期保険」の方がいいように見えます。
しかし、合理的なのは「収入保障保険」の方です。
なぜなら子供の成長とともに死亡保険金は徐々にいらなくなっていくからです。
子供が0歳の時と、子供が大学4年生の時では、残してあげるべき死亡保険金は全く違いますよね?
保険料で比較しても、「収入保障保険」は死亡保険金が徐々に減っていくため「定期保険」より非常に安いです。
先ほどもお伝えしましたが「掛け捨て」は最低限に抑える事が重要です!
そうすれば残ったお金を将来のために残すことができるからです。
ここまでいかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまには、平均の保険料に惑わされず、自分に最適な保険を持つ事を大事にしてほしいです。
ではまた!